ペンキ仕事の出来不出来は八割方が個人の持つ技術と人間性

2019年4月12日

少し前になりますが、大手の薬品メーカーの営業部長さんのお宅を塗装させて頂いた時の話です。

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丁度その時に私の家内が病気になり私が「設備のある大きな総合病院が間違いないから」といって
家内を行いかせたのだと話をしたところその部長さんは下を向いて足で砂利を擦りながら
「五十嵐さんね、機械や建物が病気を治すんじゃないんだよ、人が治すんだよ、
それで一番難しいのが見立てと言って例えばレントゲンを見たり血液データーから
病気を特定することなんだけど、五十嵐さんが言った病院には50人からの医者がいるけど
その場で正確にレントゲンをみて判断できる先生はせいぜい上の方の5人ぐらいで
あとは分かったような顔をしてるだけで自宅に持って帰って調べたり、上の先生に聞いたり
しているのが実情なんだよ」  ええぇ\(◎o◎)/! うそーだぁー
でも其の通りでした。 その後女房の病状は良くならず抗生物質の量を増やすだけ
医者は40度近い熱のある女房に一週間様子を見て良くならなかったら他の部署に
紹介しますからとそれだけ・・・ (この状態で一週間たったら死んでしまうかも?)
困った私は部長さんに良い医者を教えてほしいとお願いしたところ、さすがに薬品メーカーの
部長さんだけあって色々な情報をもっていてそれならこの先生がよいから行ってみなさいと
教えて頂きさっそく女房と行ってみました。 そして又びっくり、(◎o◎) なんとその病気は
何千人に一人掛かるか掛からないかのウイルス性の病気で抗生物質を投与しつづけると
腎臓だか膵臓が肥大破裂して死んでしまうだそうです。(私も驚いたので調べました)
その後、正しい診断と治療のおかげでわずか3日で完治したのですが、
あのまま大病院にまかせておいたらと考えるとゾッとします。
お恥ずかしい話、技術系の仕事はあくまで個の持つ知識や経験値が八割と
仕事がら分かっていながら設備や大きさに惑わされ危うく死んでしまう経験をしました。
塗装の事しかわからない自分ですが私がもし動けなくなって誰かに塗装を頼むとしたら
会社が大きいとか有名だとか挨拶ができる、賞をもっているなど表面的なことではなく
無冠でいいので高い所、見えない所を見過ごさず、ごまかさず、先々を見据えてキチンと
した工事をしてくれる人間性と技術をもつ人に頼みたいと思います。
それと医者もそうですけれど塗装工事も同じで大切な事は責任の所在をハッキリさせる
個人の責任を追及できることです。
組織は責任の所在がうやむやになりがちなので、
例えば数年のち何かあった時、連絡をすると当時の営業さんはやめました、監督さんもやめました
たいそうな事務所を構えていても何年かたったらもぬけの殻なんていうのはよくある話
(というか現実は、ほとんどがそうで出来ては消え~出来ては消えて、私も痛い思いをした事があります。)
こういう仕事をいていてわかっている筈なのに難しい事です・・・

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