サイロの改修

2020年5月1日

風もなく晴天のとても良い日、こんな日は仕事がはかどるので気合を入れて現場を頑張りたい!! ところ~なのですが、古くからお付合いのある塗料問屋さんに仕事を頼まれ、工場のサイロを見に行ってきました。途中あまりの景色の良さにおもわず車を降りて深呼吸したりして(笑)^^  じつは塗装(職人)屋と言っても色々な種類があり、住宅塗装の専門、橋梁や鉄骨を塗る骨屋、学校やマンション等の広い面積を塗る野帳場士等色々あります・・・、わたしは元々の専門は、RC構造物(マンションや学校等)や工場関係の仕事、例えば大同特殊鋼・日清製粉・東邦亜鉛・日本精工・原子力研究所等色々の仕事がメインでやっていて・・・お蔭で資格だけは山ほど取らされました~(^_^;) で、チョット特殊な塗装の仕事を専門していました。そんなご縁で未だに、たま~に塗料メーカーさんや問屋さんからご相談を受ける事があるのですが、一般建築塗装の仕事をするようになって何十年も経っていて、それでも想い出してお声をかけて頂けるのは本当にありがたいことです。工場専門ていうのは、工場の場合、環境が特殊で耐薬品性(酸やアルカリ、硫黄や油等々・・・)、耐摩耗性、耐衝撃性、耐静電性、耐熱性、下地の物質との引張率等々・・・まぁ~さまざまな条件が複雑に絡み合ってくる中で消防法や建築基準法等の法律にも則って安全にかつ有効に機能する塗膜を形成しなければならないそんな仕事です。ですがこれが大変な曲者でメーカーの研究職員、ゼネコン担当者等といやと言うほど念入りに打合せして、理論上は合っているはずなのに実際に施工すると上手くいかない事が多々あり、原因を追究していくと思いもかけないことや、ビックリするようなありえない事が原因だったりするのです。例えば・・・塗料をつくる時にわずかな量の代替え材料が入っていてそれが環境により科学反応を起こし塗膜破壊につながっていたケース(笑)だとか・・・、まぁありえない事がおこります。それだけに探究心を刺激されその専門性、規模の大きさからくるやりがいもあり楽しく仕事をさせて頂いていたのですが、バブル崩壊で、バタッと仕事がなくなり(設備投資がなくなったので)親父などは悪い病気になったのだろうかと思うほど頬がこけ落ち、それで今の一般建築塗装の仕事を、はじめた次第です。ですが今振り返ると自分の探究心やこんな大きな仕事をしたんだぞっ!!という利己的な満足感よりも、今のように一人一人の人に喜んでもらい、安心して末永くみんなが笑顔で住んでいられるような家にする事の方が、遙かに健康的でやりがいがあり私自身のこころも豊かにしてもらえるようで、そのことが分かるようになっただけバブルがはじけて良い経験をさせて頂けたかな~と、今は感じています。 でも、お蔭で貧乏暇なしですが(笑)^^。 福沢諭吉翁が「世の中で一番楽しく立派な事は、一生涯を貫く仕事を持つという事です。」と言っておられますが、いまの仕事は人様のお役に立ち喜んで頂ける生涯を貫く事の出来る仕事。そんな宝物のような仕事につけた事は、本当に幸運であり、大変ありがたい事だと思っております。 感謝して此れからも皆さんに喜んで頂ける仕事をたくさんしていくぞ~\(^o^)/だらだらしたしょうもない長文を読んで頂きありがとうございました。m(__)m

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