実録塗替え日記6)軒天塗装工事・中塗り工事・瓦漆喰工事

2020年5月9日

5月9日(土)
いま、職人仲間の村さんに応援に来てもらっているので
工事が非常に早く進んでいます。
村さんというのは、ペンキや団地と言われるほど塗装職人の多い
本庄で恐らく1番2番に入るのではないかと思う知識と技能を持ってる達人です。
わたしとは月とスッポン!!\(^o^)/
有名なリホーム屋の塗装部門のシステムをつくったのもこの人です。
悲しいと言うか残念なのは・・・普通の一般的な塗装職人とは話が噛みあわない所
(複雑な事を何手も先を読んで動いているので相手が理解できずお互いが苦しい)
ましてや、右から左に流すだけ、何でもやのリホーム屋さんではほど遠いはなし
わたしも30年以上、沢山の職人を見てきてますがこの域に入っている人は極わずか
昔は利き手に刷毛を3本もって、塗っていた話をして知っていたのは、今まででこの人だけです。
(刷毛を持ち替える時間も無い程の速さを要求される。大概はどうやって塗るの?と聞かれるだけです)
余談は此処までにして
今日は、3工程の仕事をしました。
1)軒天塗装工事  緩んだ釘を直し。補修をして、ダマリのあるとこはぺーぱーを掛け
             平らにし塗装します。軒天は建物の中でも特異性の高い箇所で、防水性
             は必要ないのですが通気性と高い密着性を要求される所です。
2)中塗り塗装工事 気温も高いのですがオープンタイムは、メーカー指定の倍以上開けるように
             してます。これをしっかりやらないと艶引け、剥離の原因になり、塗膜の
             耐久性が損なわれ、せっかくの良い塗料、工事が台無しになってしまいます。
3)瓦漆喰工事   まず、曲がった棟瓦を直し、銅線を全て締め直します。それから漆喰ですが
             漆喰も種類が沢山あります。同じやるなら良い材料のものを丁寧にしっかり
             とやりましょう。耐久性がまったく違います。もしご近所で漆喰を直した家が
             有りましたら、見比べて頂ければ技術の違いが一目瞭然かと思います。
             (漆喰は風雨で、だんだん薄くなってきますので、施工する時に15年以上
             先を見て、美観を損なわない限界まで重厚に施工するのがポイントです。)
そして、一番大事なのは、お施主さんの気持ちや、心です。
うちは、工程の度に施主さんに確認のしてもらい、その場の作業を見て貰ってるのですが
仕上がってからでは全部かくれてしまって用をなさないので・・・
でも、きょうは、以前は「分からないから任せるよ」 と仰っていた施主さんが
「そ~んなに塗ってくれるんか~い!」と家の周りを眺めながら喜んでいるのを聞き
あぁ~我々の動きを見たり聞いたりしていて、感じて頂けているのかなぁ~と、
嬉しい気持ちと共に安心しました。
       以上。
      
         若い時、兄に手伝いで強引に呼ばれ嫌で嫌でしょうかなかった屋根仕事が、
         こんなところで役に立つとは当時はまったく想像もしていなかった。
         
          
          塞翁が馬、若いうちの苦労は買ってでもしろとは言いますが
          両方が当てはまった気がします。(笑)
  ※レンズにゴミが付いていて薄黒いボヤが入ってるようです。失礼いたしました。
               

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