実録塗り替え日記10)網戸張替、最終点検(施主同行)

2020年5月14日

1)  痛んでいた網戸を新しい物に張替ました。  
     網戸張りは妻の得意技、うちの中では誰よりも上手です。
      
2)  電気関係の絶縁テープ巻き
     30年も前に巻かれたテープが破れていて放っとけないので巻き直し
     ます。私が巻かなければ誰が巻く・・・です(笑)
     100均あたりの安いテープもありますが、何かあると怖いので日本メーカー製を使用。
     それと以前、漆喰工事の為、上屋に上がった時にアンテナのテープも巻き直しておきました。
3)   破風板・霧除け等の木部塗装で重要なのは継ぎ目の防水処理です。
      (破風や霧除けに白いものが汚く写っていると思いますが継ぎ目が出ない様散らしています)
      上塗りをどんなに良いものを用いても継ぎ目をしっかり防水しておかないと、
      そこから水が入り内部から腐って来ます。外に置いてある痛んだ木を見て頂ければ
      わかりますが外側は大丈夫でも長を見ると腐っていたりします。
      勿論、外壁や鉄部なども同じ現象が起きます。
4)   外したエアコンホースをまき直し、錆びない様にステンレス製のバンド・ビスで留めます
     (鉄製よりもいくらか高いだけで、いつまでもきれいなので使用)
5)   実際工事に入ってみると書き入れない程、気になる手を入れる必要がある箇所が出てき
       ます。写真はないのですが、雨樋の設計に無理があったので、水下エルボーを取り付け
       たり等多々。  
      
最終点検だけでなく、工事中もお施主さんに「細かい事でも気になっている所や思う所を
              言ってください」と、お伺いしています。
ただ塗るだけなら「塗って綺麗ではい終わり」 ですが
そうではなく、
私たちの仕事は「建物を守る」という重要な本質的な使命がある。
視点の違いから、わたしたちが気が付かない情報をもらいそれによって対処できる。
それと同時に、何をどう処置したかを施主さんにリアルにお伝えすることが
出来るので安心して頂ける。
だから最終点検の時も十分納得して喜んで頂けるのかと思います。
ちなみに、上の作業は施主さんには一言も言われていません、
勝手にやってる事です。
ですので、当然費用も1円も頂いてません。
以前に現場で「なんでそんな事やってるの? おまえ頭だいじょうぶか~?自分の得にならないのに
バッカじゃないの~!?」と建設会社の監督の1級建築士2人に考えられないと云う顔をされながら
さげすまれたこともありました。
(偽善か・・何かと勘違いされて・・・)
その時は言い方が失礼だったので腹も立ちましたが、所詮は生き方の違い
彼らに何を言っても分かり合えないとすぐに冷静になりました。
が、その物件では思うような工事が出来ず、いまでも不満が残ります!!思い出したら腹が立ってきた
「そこは金の問題じゃねーんだよ!バカ野郎!!!」失礼ですが、ここで言わせてもらいます。
(少しスッキリ)
ちなみに、世間一般では1級建築士は何でも分かっていると思われがちですが実際は違います。
誤解を恐れず言わせて頂くと、彼らは図面士です。
(監督もそうですがベテランになると自分が何者なのか分かっているので良く聞きにきます。)
机の上で線を引くのはプロで上手ですが、実践の作業は全くしたことがないド素人。
職人と1級建築士両方から話を聞けばその専門性の奥深さがわかります。
それを知らない人が前述のようなご立派な建築士さんにご依頼されて
手抜き工事をされているのではないかと思います。
きれい事を言う気はありませんが、
人は基本、損得で動く生物なのでしょうが、目先の損得では無く、
もっと深いところにある大事なものを見て行動する事が大切であり
それが最終的には一番自分の為になり、ひいてはまわりのお役にも立つ。
綺麗な生き方、いわゆる悔いのない人生につながっていくのではないでしょうか。
これを見ている方に、同じ様な間違いをしてほしくないので一筆書き加えました。
また、だらだらとした長文になってしまいました。
失礼致しました。m(__)m

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