ベランダ防水工事

2020年7月16日

施工前

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施工後
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ベランダ防水材も色々な種類があり、時代と共に主流が変わって来ています。
私がこの世界に入りたての頃(30年以上前)は
住宅の防水はシート防水系(塩ビや加硫系ゴム)が主流。
ですので、小僧の頃は週に1回はシート防水をやらされてました。
今はほとんど見なくなりましたが・・・
当時、あまり良くない足場での作業は重くって怖かった。(^_^;)
昔もウレタンや、エポキシ樹脂系の防水はありましたが
住宅の防水に使うのはほとんど無く。(病院ではよくやってました)
その後、ベランダ防水の主流がFRPになってきたのですが動きの大きい木造住宅には
弾性がないので不向きなのに、それを知らない設計士や建築会社が一体性の高さから
施工して防水層にヒビが入り、いま困惑している家が多い気がします。
そういった家に一番向いていると思うのが、下のウレタン系防水材です。
私が色々、使って来て一番良いと感じるものです。
特徴は、一体性が高く且つ弾性があり、安価で、多種の防水材の中で施工事故が最も少なく
雨天の歩行性がとても良い(FRPと比べてはるかに滑らない)タフで遮熱材でもあり、
そして何より次の工事の時に施工が簡単に出来ます。
欠点は、下地によっては可塑剤の移行が稀に見られるという点ぐらいです。
ただ、阪神大震災で崩壊した家を調査して明らかになった
現代日本住宅の2大欠点である防水性(屋根・外壁・ベランダ)と、シロアリ(腐朽菌等)の事を考えると
しっかりした工事をしておいた方が最終的に財産や命を守る一番の得策ではないかと思います。
このメーカーは、なぜか自社製品を控え目に公表していますが、20年近くこの製品を施工し
色々なケースを見てきて、もっと自信をもっていいのではないかと思う。
もったいない限り。
一流メーカーと言われている所でも酷いのが沢山あるのですから・・・なおさら・・・。^^

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