写真が無いので、かなり省略しますが、ここから塗装工事に入ります。
カタログの小さな色見本ではわからないので、何種類か板見本を作り、選んで頂いたのち
実際に塗ってバランスをみます。(下の写真は施工前です。)
塗装前
向かって右半分に下塗り(白色)を施工します。
外壁の凹凸模様が深い場合、見本と同じ色を塗っても違う色になってしまう現象がおきます。
ですので、外壁に実際に塗装し色を見てもらう為に、下塗り(白色)を施工します。
(試して見てもらうとわかるのですが、下地の凹凸模様によって同じ材料を塗っても色が変わります。)
特に此方の家は凹凸が深いサイディングで、しかも3色なのでとても神経をつかいます。
向かって右側
1階部分、帯板、2階部分を使い調整した色を試に塗ってみました
3色が共に、お互いを引き立ててくれて、とても清涼感のある感じでバランス的には最高です。
施主さんからOKを頂いたので、下塗りにはいります。
下塗りは上塗りと外壁の中間に入るもので、両方の相性が良いものを選ぶ必要があります。
(長い目で見た時に、特に下塗りの選定はとても大事になってきます。)
窯業系サイディングは、3000種類からあるのでお決まり下塗りを使用するのは
いかがなものかと思います・・・
カタログにある下塗り材は上塗りにはベストでも、それが下地に最適とは限らない。
実戦経験から見ると、カタログ通りが正しいとはいえない事が多々あります。
こちらの壁材に選定したのは日本ペイントパーフェクトサーフ。
とまりもしっかりきいています。
下塗りが完了したので、これからオープンタイム(乾燥時間)をとります。
ここが短いと数年のち艶引けや膨れ等、さまざまな事故が起きますので十二分にとります。