深谷市・外壁工事|下見に行ってきました・・・ 

2021年9月25日

少し前に工事をしたときの事です。

 

通りの並び全ての家が塗装をしていて、一番奥の家を最後に当社で施工したのですが

当社以外は全て塗り潰しの塗装工事でした。

 

 

参考になればさいわいです。

 

一番奥の家が当社で施工。

 

休憩中、隣の奥さんと話をしていて「えっ」と思った事なのですが、お隣の家は営業さんが、サイディングが色褪せて来たので、もう色を付けて塗りつぶすしかないですと説明してきたそうです。

 

奥さんも建てて18年、外壁の色が褪せてきたので限界だ~なと思っていたので言われるままに、塗り潰し塗装をししたとのこと。

 

残念ですが、それは営業マンさんの知識不足なんです。

 

 

此方の家は、新築の時のように柄を付けたいと思い高い費用をかけて多彩色工事をしていますが・・・拡大して見てもらえれば分かりますが、やはり少し物足りない、もっと高度な多彩色工法を用いれば奥行がでて良いのですが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し残念。(^^;)

 

私的にはこの状態であれば、クリアーを肉厚に施工する工法を用います。

その方が、仕上がりのキレイさ、耐候性の良さ、共に優れているからです。

 

劣化が進み、多少色褪せていても濡れ感が出て新築の時の濃い色が戻ってくるからです。

(判断は経験値ですが)

 

 

下の写真は、これから当店でクリアー塗装をするところですが

現状では下の施工前の写真では柄がうすぼけて見えますが、

 

 

クリアー塗装をすると写真の様に下の色が浮き上がってきます。

 

 

 

 

 

 

サイディング自体は、お隣の2色で塗ったものとまったく同じ物なのに、お隣同士近くで見比べてしまうと、別物です。

 

 

多彩色工法をしても、どうしても元の工場で作られてきた高級感には勝てません。

 

3色かければいい線いきますが、費用がかかり過ぎる問題点があります。ちなみに此方の家のクリアー塗装は付帯も全て入れて76万です。

 

 

その上、さらにクリアー塗装の良い特徴は、耐候性が着色系より遥かにいいところです。

 

 

これは業者でも知らない方が多いいのですが、車の塗装と同じ原理です。

 

車の塗装も硬質ウレタン塗装をして、その上に最後の上塗りはクリアー塗装をします。

 

それは何故なのでしょうか?

 

答えは、

クリアー塗料は、劣化の原因となる顔料(最近よくラジカル制御塗料などと騒いでますが・・・)が入ってないので耐候性、汚染性に特化した強い塗膜を作れるからです。

 

 

 

 

 

 

クリアーを塗っているところですが、乾いても濡れ感はそのまま残ります。

 

 

施工前

 施工前

施工後(写真の場所は、西日が当たる一番傷んでいる面です。)

 

近くで見るとこんな感じです。

 

 

 

 

 

 

新築の時のように綺麗になります。

 

あとは、コーキングの後打ち・先打ちの問題と、窓周りのシール工事についてあるのですが・・・また後日お話しします。

でも以前、他所の現場を見てギョっとした事があったのですが、サイディング張りで窓周りのコーキングを全撤去している業者を見ましたが、劣化が著しいのならともかく生きている部分も撤去しているようでした。

 

ですがこれは、数年後、漏水の原因になりますので要注意。(業者はお金になるから良いのでしょうが、工事上は間違いです。)

 

後打ちと先打ちの問題は、メーカーは後打ちを推奨していますが私は先打ちの方がお施主さんの為になると考えています。

 

 

 

 

 

 

ちょうど今日、現場でクリアーを使っていたので、写真を撮ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

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