Y邸 ALC 艶消し塗装改修工事 下地補修編

2022年1月8日

お施主様と中々、お会い出来ないので大切なご自宅の工事を(できるだけ)リアルにお伝えできればと

思いブログに書くことにしました。^^ (又、これから塗装される方の参考にもなれば幸いです。)

 

ということで、

今回の「今日の親方」は、Yさんになりますので何か気になる事が御座いましたら

どうぞ遠慮無く言って下さいね。^^

宜しくお願い致します。

※出来ましたらでよいのですがスマホ(チョット難あり)では無く、pcでご覧ください。m(_ _)m

 

 

 

 

 

ー今回はALCへの艶消しのシリコン塗装編ー

 

 

足場架設工事完了


裏面

次に、オートンイクシードで防水処理、いわゆるシーリング工事をします。

90%以上、漏水の原因となっている※シール工事はとっても重要。

手間は変わらない、何を使うかが重要な事で、

これで将来のお家の持ちに、「天と地ほどの差が出る」と言っても過言では無いことを私は経験から知っています。

 

ですので、私はプラチナムかイクシード以外、まったく使う気がしません。(イクシードは暴露した状態で30年以上耐候性を持つシーリング材)

 

日本で、一番性能のよいシール材、値段も一番よいけど!!(笑)^^

それでも家を何十年もしっかり守ってくれる事を考えれば、こちらの方が断然安い。

 

 

※経験から思う事は、シーリング材は登山に例えるなら命綱(大げさではなく)みたいなもの。安いのものは使ってはいけない。

 

しかしながら、一般の人はそんな事は知る由も無し・・・「どこでもやっても何を使っても同じでしょう」と、ほとんどの人は考えているのかも知れない?(^^;) それもしょうがないこと。

 

 

工事ものはお店で完成品を買うのとはまったく違います。

コツコツ積み重ね作り上げていく地味で、巷で宣伝しているような派手さとは真逆のもの。

 

 

 

参考までに、下に経年したシール材の比較写真を載せます。(10~13年経過)

表側

 

 

 

 

 

使用材料と施工した職人は違います。比べてください。

窯業系サイディングに使用され10~13年経過したシーリング材は、疲労と経年劣化でこうなります。(プラチナム・イクシードは別)

 

・厚みの分かる横の断面。

裏側。

 

左から3つはバック材(スポンジ)を使用されていてコーキング本体が薄く、防水の機能に問題がありましたが、右手側のコーキングはバック材を使用せず、全てコーキング材です。厚みがあるので表面は風化し劣化していても中はしっかりとしています。当然、弾性性能も新品の時とほとんど変わりません。

それからこれだけの厚みを持たせてエアーを嚙んでいないのはしっかりしたコーキングの技術と責任感を持ち合わせている職人であるのが伺えます。

 

これだけの腕で施工している職人は、いまは本当に悲しいことですが30棟に一棟あるかないか?そのぐらいしか見ないですね

 

ちなみに、もし、業者が2面接着の話を持ち出してバック材(スポンジ)を入れると言い出したら、それはいかがなものか・・・と、だってハットジョイナーの上にボンドブレーカー(縁切り)が入っているんですからまったく必要が無い!

ですが、そういう業者がいまとても多いいです。

あるとしたら、コーキングの節約、ケチってるとしか思えない・・・また、そういうところに限って値段も高いんですよね~~(笑)^^

参考になればと思い書かせて頂きましたが・・・。

 

 

話しがだいぶそれてしまいましたので、もとに戻します。

 

ヒビの補修作業。パット見、補修跡が汚く見えるのはヒビが細すぎてヘラが使えないので、刷毛を使いヒビにすり込む作業をした為です。

 

 

 

 

下の写真のような細かなヒビは、ヘアークラックと言われているヒビで、中まで割れてはいないので水の侵入の心配は無いのですが、

此方の家は特に入念にします。一般的には下塗りをすれば埋まってしまうのでしません。

 

 

 

 

 

シーリング材を腰の強い硬い豚毛で、割れている中まで入る様に刷り込んだのち、今度は上塗りを掛けた時に補修跡が出ないように、まわりに付いているネタを軽く刷毛で散らす作業です。

 

しっかり割れているところは、通常のシーリング施工。

 

 

 

軒天のケイカル版にシミ跡がありますが、ケイカル板のシミはチョット気になりますね。

 

 

下の写真の

P型集水器を外してマスの裏側を点検シールをする予定。ここは隠れて見えない所なので、よく雨漏りの原因にもなる重要なポイント。

大切な所は、いつも見えない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外してみると案の定、シールが縁切れしており

この隙間の原因も先に説明したシール材(汚染が出ている状態から安い変性シリコンあたりを使っている)が原因、

こう云うのを沢山みているのでシール材は無理をしても良いものを使うべきだと、わたしは考える。

※変性シリコンは、どんなに良いものでも暴露させとくと6~12ヶ月で風化し粉になります。気になったら実験してみてください!^^

 

 

 

エアコンのホースカバーを外して見ると、穴を塞いでない。

カバーにシールしてあったので水は入らないと思うのですが、虫は入っている様子がうかがえる。冬は暖房が効いていて虫も暖かいから居心地が良いのでしょうね~。

 

ここも同じ、これでは室内の熱が逃げてしまうので問題外。電気屋さん忘れてますよ~~♪

同じ状態のヶ所が、合計2か所。他は埋めてありました。

虫さんにはかわいそうですが、埋めます。

 

さて、先ほどケイカル版の浸み跡が気になり屋根に上がってみると・・・

 

 

築年数から想定してとても良い状態。

 

平瓦は遊びがないので、年数が経つと歪みが出やすいのですが、きれいに直線が出ていてとても良い状態。

念のため細かく歩いて野地板の状態を確認しつつ、他も点検します。

まだ分からいですが、気になる所が一ヶ所だけありました。ご主人様にはお伝えしてあります。

水が入っていると野地板がわずかに動くのがわかります。

 

 

 

漆喰もしっかりとしていて、腕がいい!

 

ただ、棟のつなぎが怪しい、この部分は中に水を逃がす溝になるジョイントが無いので気になります。

 

 

 

 

 

シーリングした跡(油染み)が残っていますが、恐らく風化して取れてしまったものと思われます。それと釘の突出が気になります。

 

釘の突出は、どこの家でも起きている現象で、しょうがない事です。後で直す予定。

 

釘穴から雨水が入らないようにシールしてあるのですが・・・

これは、年数が経てば起きます。ただ此方の家の瓦職人は本当に腕が良いしっかりしています。

腕がよいとは技術力もさることながら、何十年も先を見据えて仕事をしているからこう云うしっかりしたものが残せるんですよね。

こういう仕事を見ると同じ職人として、とても気持ちが良い。^^

 

 

総評すると、年数のわりにダメージも無くきれいでした。

軒天のシミはご主人と相談して後日、小屋裏に入り確認することにしました。

 

 

 

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