下塗りのオープンタイムの時間帯を使ってほかの仕事をしました。
1) 軒天の塗装。
軒天は、あまり痛んでいない状態でした。
薄口の刷毛を使い、ケイカル板のつなぎの溝をはけ入れします。(つなぎ部分の溝は地震などで家が動いたときに、ケイカル板どうしがぶつかって割れないようにする役割があります。)
その後、ローラーで塗装をします。
軒天は軽視されがちなところですが、防湿・通気層、また台風の時に隙間から屋根に差し込む雨水の乾燥等々、いくつもの重要な役割をはたしております。
ですので、ほかのどの塗料とも違う、防水性よりも透湿性の高い塗料使用する必要があります。 ※痛みが激しい場合は、また仕様が変わってきます。
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2) 網戸が2枚破れていたので、張り直し。
雨樋の集水器の両端の白い部分は、風や雪でずれるのを防ぐ為に、ボンドで止めてあったのですが風化して無くなっているようでした。
年数が経過すればどこの家も同じです。
3)すべての集水器を新しく止め直します。これで、20年以上は大丈夫。 20年でダメになると言う意味ではありません。
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この釘止めは以前の業者さんがしたようですが、これも有りです。 私ならビス(ステンレス)を使いますが
(それと遅ればせですが、雨樋の中もすべて洗浄してあります。)
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・棟瓦をおさえている釘が突出。
4)玄能で釘を締め直し。
上の写真の瓦専用シーリングを使用。
5)釘頭の防水処理。
棟先点検で動きをみます。棟先はもし棟に水が入っている場合、中に板が入っているので最後まで水が残り一番痛むところ。
気持ちほかのところより動く程度で、許容範囲。しっかりしておりました。
屋根は建物の中でも雨風、直射日光が何十年と直接当たるところ、最重要カ所でもあります。
此方の家は現在の状況から判断すると相当長くもつものと推測します。軒裏の最終確認は必須。
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このつなぎ部分は、防水の為のコーキングが風化して取れてしまっている状態。(所々コーキングのカスがのこっている。中に注入してあればまだ持っていたのに、惜しい。)
防水をしなおし。(勿論、圧をかけて中に注入してあります。)
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ここで、あまりにも足が滑るので、おかしいな~?と、思い足袋の裏を見てみると・・・ゴムがすり減ってツルッツルこれでは足袋の意味が無い!!
危ないので、きょうはここまでにして帰りに新しい足袋をかって帰る事にしました。
Y様、いくつもの現場を回っていて、身は一つなので、書くのが追い付かなくて申し訳ございません。(;^ω^)