雨樋工事をするときにの注意したいこと。

2022年6月22日

今回は、少しだけ難しい話、

長い年月、現場を見てきて感じることは、とい工事をするときに、

もうチョットだけ考えて施工すればいいのになぁ~と残念に思うこと。

 

雨樋トラブルで一番多いのは、縦といから集水器までが詰まってしまっている家。

これは、勾配の少なさが主な原因である事が多い。

実際、中にはは1,000分の2勾配なんて言うのもあって目を疑う・・・

現場を知らない建築士が机の上で書いた図面のはなしです。

 

 

それと次につまりの多いのは樋の種類、いわゆる形状、これも雨水の流水に大きく影響します。

上の写真は、勾配不足が原因。

 

 

 

 

 

 

あと雀の巣ですね。施工するときに雨樋が破風板に近く、軒先がヤネ代わりになっているお家は当然のことながら雀さんの格好の巣になってしまいます。(そこも考えて施工することが大事。)

 

 

 

 

(縦樋を詰まらせないようネットをいれたケース、だめですね♪^^  軒といに入れる、丸い筒状の黒網も年月が経つと始末が悪い状態になります。)

 

 

それから職人の経験不足や施工不良も多々ある。

 

ですが反対に熟練した職人の卓越した工事も中にはあります。20軒に1軒ぐらい。

 

前の100年に1度の大雪のときがそうだったのですが、通常の雨樋で金具を鉄製のを使い、普通の3尺ピッチで配置し、それでもなんとも無かった家が20軒に1軒ぐらいの割合でありました。(実はこの時、わたしも大変勉強になりました。)

 

 

 

その違いは、※技術力(日々の修練)とお施主の事を考えた職人の配慮、思いやり(殆どの人は分からないと言った前々回はなし)です。

これらは、まったく目には見えない、職人同士でも伝えすることもままならない。

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PanasonicファインスケアNF1と、シビルスケアPC50どちらも鋼板を塩ビで包んでおり、鋼板の強度、塩ビの耐腐蝕性の両方の長所を融合している。

 

思いやりを言葉で言うのは簡単、ですがそれを工事でするのは通常より手間がかかりたいへ~ん、しかもその分費用はかかるが、お金は貰えない(見えないから)、やってもやらなくても普段は全く分からない。

 

ですが、職人としての、究極の要。(特にいまのあんちゃん職人では程遠くて伝えようがない)

 

良い工事とは板前が美味しい料理を作ったり、名医が術後の先々を見越して手術をするのに似ています。本当に大切な事は目に見えない部分。

このときの絶対条件は、数が出来ないと言う欠点と、営業マンさんがいるところでは100%不可能であること。これも後で説明した方が良いのかなぁ~?^^

 

ブランドを信用する人や、値段の安さに目がいっている人は、本当に技術のある職人と縁することは薄いでしょう。

 

結局は現場で作業する当事者、術者がすることがすべて・・・

 

一人でも多くの人が、良い職人に良い工事をして貰うことを祈っております。

 

それが、社会に健康な風を吹き込み、次の世代に明かりを差し込むことになることですから・・・。

 

 

 

それと私の知っている職人で、一番腕の良い人格の素晴らしい職人は、評判がすこぶるわるい。

黙って聞いていてもう呆れますが・・・これは人の妬みからでた流言で、いまの世の悲しさを感じさせます。

 

 

 

最後にプチ問題で~す♪^^

 

1)縦樋の太い(直径60ミリ)ものと、細いの(直径30ミリ)ではどちらが早く雨水を排出するでしょう?

答えは次回にのせま~す♪♡^^

 

(見積り作成無中の気分転換で書いたので乱文、御容赦くださいね。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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