美しさ・防水・長期保護の3要素 Ⅱ

2024年6月2日

雨樋交換工事つづきです。

施工前

施工後 以前のものより一回り大きめの雨樋を設置。(チョット分かりずらくてすいません。拡大か、できればPCでご覧くださいね)

既存の雨樋は、タキロン社製の塩ビだけで出来ているもの。

新しく設置したのはパナソニック社製のPC50、スチールと塩ビの長所を合わせた複合体でとても強いものです。

ついでになりますが、屋根は遮熱塗料を塗りました。この遮熱塗料も、膨大な種類が市場に出廻っており、性能はピンからキリまで、有名メーカーだからとかカタログのデーターだけでは、とてもとても判断ができない使ってみて初めて本当のところがわかる性能です。

 

塗ったばかりは綺麗で当たり前(前項に出て来たような初めから補修跡が残っている様な未熟は別ですが・・・)。

工事は、10~20年先を見据えて施工。最高度の技術を随所(見えない所)に使っております。お施主様が知っているだけでも目地処理、2倍厚高弾性、笠木処理、縦樋集合部、防水、電気安全処理、破損網戸張り替え、挨拶廻り他etc.・・・これで専門技術的な事を上げたら切りがない、どれほど見えない手間がかかっているか? で、何が言いたいかというと

職人の手仕事はすでに出来上がっている既製品の売り買いとは違う、注文を受けてからつくる完全オーダーメイドだという事です。そこには裏側が見えない恐さもがあります。先日も日本で1・2の超一流の建設会社の仕事に入った時、工事に来てた職人がホームセンターの安~い防水材(家庭用)を山ほど買ってきて使っており「おいおい、防水は一番大事なところだぞ~!?それはないだろ~」と、驚愕したが、現実、監督さんも見て見ぬ振り。お施主さんは今回は一流の所に頼んだんだと私に話すが、聞いてる私の胸中はお施主さんが、気の毒で気の毒で・・・まぁなんとも嫌な気分。

素材(家)や材料(ペンキ)を生かすも殺すも、実際に現場に入る職人の技術と経験、練度で決まります。巷では残念な事に、そこまでの考えや思いを巡らせている人は少ない。

実作業をしたことのない人がカタログに書いてある事を説明し、ときにはとんでもない間違った工事説明を聞かせられながら、何も分からないまま契約する。

塗装・リホーム業界もご多分にもれずビックモーターと同じ感が拭えません。いやそれ以上かもしれない。

中には値引きをして貰って、安くなったと喜んでいらっしゃる方もいる様ですが・・・必ずその分ペンキは薄まり手間は省かれる事は知るよしも無し。悲しい事です。

わたしに言わせれば、一度出した値段から値引きをするぐらいならば、初めから安い見積を出せばいいだけの事じゃないか? 「つまらない駆け引きはするな!不誠実!!」と言いたい。(※この辺は消費生活センターに「提示金額より○万円も値引いてくれたとか、足場半額にしてくれたんですが?・・・どうなんでしょうね~???」、と電話で聞いて頂ければ直ぐ分かると思います。)

たとえお客さんと業者の関係であっても、お互いが誠実でありたい。そういうものを積み重ねて生きたい。

見て頂いてもわかるように、あれだけあったヒビの補修痕もゼロ0。口幅ったいようですが、塗り替えたのでは無く新築と見間違えてもおかしくない、それは耐候性においても技術力という点で比例します。

こちらのお家は、天候不順や大型連休そのほかにも色々とあり、お時間をとても要してしまいました。お施主様の忍耐強いご協力により出来た仕事だと感謝しております。

又、お施主様の本物を見抜く洞察眼(他の塗り替えされた家と比べて頂ければ分かるかと思います。技術は嘘をつけない)

それと平素のお心遣いにも心より感謝いたします。

本当にありがとうございました。

 

これからもどうぞ末永いお付き合いを宜しくお願い致します。

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